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2005-11-22-02-幼稚な「平和ボケ」老人たち

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最終更新日付:2013/12/31 18:31:50


幼稚な「平和ボケ」老人たち

2005 年 11 月 22 日

堅い話を書くので、一番硬い文体にさせていただく。また、キレイごとを書く気もない。いい子ぶりっこのお利口さんでいたい方は読まぬことだ。

mizuno-ami 氏が 11/21 の日記の中で「無防備地域宣言」なるものについて触れておられる。氏は以下のように書いている。

また、単に攻撃をされない、というだけでなく「無条件降伏で占領される」事を選ぶ事に他ならないと言われれば、ずいぶんと印象が違っています。要するに、敵が来ました、この宣言をした地域の人は白旗をあげて、どうぞ占領してくださいませ、と敵を迎え入れる運動という事になりますが、その上、この地域は武器を持っていません、攻撃するなら他の地域をお願いします、という意味でもあります。

たしかに、国際法上は戦争中であっても民間人や投降した非武装の軍人は攻撃してはならないことになっている。だから、「無防備地域宣言」をした地域に文字通り防衛や戦闘のための準備が皆無であれば、そこは占領されこそすれ攻撃をされる気遣いはない...そう、額面どおりに受け取れば。

陰郎が住んでいるところでも、そのような動きがあるようだ。休日の駅前では何人かの老人たちがビラを配って運動をしている。署名を集めたりもしているようだ。それを見るたび、相棒のディジーとともにその欺瞞振りに眉をひそめている。だいたい、米国でさえ昨今の中東侵略で民間人もへったくれもなく平気で空爆をしているじゃないか。そんな「無防備地域宣言」になんの意味がある? 少なくとも日本が想定しているのは中国や北朝鮮じゃないのか?

mizuno-ami 氏は最後にこう結ぶ。

どう考えるかは、皆さんにお任せしますが、私個人としては、魂を売ってまで白旗上げて国を捨てるなんて真似は出来そうもありません

まったく同感だ。しかし、その「無防備地域宣言」をしようとしている人々はまさにそんな真似をしているのだ。武器を、そして戦意を捨てさえすれば平和で ── 少なくとも自分たちは無傷で ── いられると、無邪気にも信じているのだ。なんという純粋な、しかし間違った心だろう! そんなものは「平和ボケ」でしかない。言ってみれば売国奴ではないか。陰郎が目にした駅前の老人たちは、一体なにを考えているのだろう? 何が彼らをそうさせるのだ? 中には60年前の戦争を戦ったと思われる年代の方もいた。そのような人々は、もちろん陰郎などには想像もつかないような苦しい思いを強いられてきたのだろう。そんな経験が恒久平和の願いに駆り立てるのだとしたら、たしかに同情はする。しかし、後に続く同じ国民の立場から言わせてもらえば、そんなものは免罪符にはならない。国家間に戦争という手段が容認されていることからも明らかな通り、国際社会には力の論理しかない。「無防備地域宣言」などというものは幻想か幼稚な理想主義、さもなければ自分たちだけが安全でいようとする甘えのあらわれでしかないのだ。

日本人は、自分たちの手で武器を持ち、自分たちの足で塀の上に立つべきなのだ。

 

コメント

mizuno-ami - 11/23/2005 01:05:19 AM

いい子ぶりっこじゃないmizuno-amiです(笑)

争いごとのない世界を目指す地域なら、その地域は警察も引き上げてしまえば良いんじゃないでしょうか。

この地域は不戦宣言しています、警察もいません、だから、誰も悪い事をしないで下さいといって、どれだけ通用するかという事じゃないかと。

陰郎 - 11/23/2005 10:55:03 AM

> mizuno-ami さん

まったくそのとおりです。警察だって一種の暴力装置ですからね。軍隊と違うのはもっぱら国内向けの治安維持機構であるというだけのこと。今の日本で警察が無くなったらと思うと寒気がします。

「緑翠荘」さんへのトラックバックには、「無防備宣言を唱える人間が敵国工作員かどうか警戒せよ」なんてのもありましたな。ありえん話じゃない...

ゆーま - 11/23/2005 07:04:23 PM

アメリカが武力放棄して、攻撃されないのか否か。

これくらい分かりやすいケースであれば想像もたやすいのでは。

武力を持っていても、9.11は起こる。そして戦後50年を迎えてもアジア各国の恨みは消えず。

武力をもつ、あるいは行使するのは嫌いだけどね。でも、自分だけがそう思っても...ねぇ。

そういえば、北斗の拳でもそんな話があったかな(マニアな話ですんません)。

陰郎 - 11/23/2005 10:57:53 PM

> ゆーまさん

「アメリカが武力放棄して、攻撃されないのか否か。」

確かに想像しやすいですよねぇ...あの国はビジネスで戦争するから始末が悪い。

ただ、日本国内にいる「自分たちさえ武器と戦意を捨てれば平和になれる」式のお題目を信じる狂信者連中のほうがもっと始末が悪いかもしれません。そういう連中には近隣諸国に行って同じ運動をして来いと言いたい。

そういう連中だって、スラム街で丸腰で暮らしてみれば何かを学ぶかもしれません。力関係で物事が決まる空間で、自分だけが何も手に持つものがないとどうなるのか。理想郷とスラム街、国際社会がどちらにより近いかと問われれば陰郎は後者を指差すでしょうね。

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