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2006-01-09-01-UML にノスタルジア

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最終更新日付:2013/12/31 07:39:45


UML にノスタルジア

2006 年 01 月 09 日

開発に縁の無い方にはさっぱり意味不明な話だとは思うが、陰郎の重要な活動テーマの1つに UML がある。これは Unified Modeling Language の略で、Language とは言うもののプログラミング言語ではない。これは、オブジェクト指向系の言語のモデル図を作成するための記法のことだ。

陰郎が UML を使い始めた頃は、まだ安価なツールが存在しなかった。欲しくて指をくわえて見ていたのが、IBM に買収される前の Rational 社の Rose だった。たしか 50万円くらいしたと記憶している。当時はまだ会社従業員だったので購入できず、当時は紙にペンで作図することから始めた。そんなものが長続きするわけも無く、これまた Microsoft 社に買収される前の Visio 社の Visio を購入した。Visio はシェイプとよばれるコントロールを自作できるから、これで UML のいろいろなダイアグラムの部品を自作した。Visio は自動化という点でもよくできていたし、VBA を搭載していたからさまざまなマクロを書いて自動化できた。これは6年近く使っている。陰郎の自作ツールの中でももっとも息が長い。余談だが、Visio 社が Microsoft に買収されたのはドローイングソフト関連の特許を持っていたことに加え、主力製品である Visio に VBA を搭載してしまったからではないかと陰郎は考えている。食われやすいように自らを料理してしまったというわけだ。そして現在は Microsoft Visio という Office 製品の一部であるかのように並べられている。合掌。

で、この2年ほどはその自作ツールも使っていなかった。UML から遠ざかっていたわけだが、先日からやっている Java の仕事で、設計図などのドキュメントを書くのに使っている。これがもう懐かしくてたまらない。C++ やデザインパターンを必死こいて勉強していた20代の自分が思い出される...UML の本も一生懸命読んだっけな。GoF のデザインパターンも面白かったな...あの頃に戻りたい...(涙

しかし、懐かしいのと同じくらい激しくほころびが目立つんだな。ツールの。細かいバグもたくさんあるし、全体の構造が汚い。これまた余談になるが、昔作ったプログラムを見て恥ずかしい思い(俺ってこんな酷いコードを書いてたの?)をすることは「良いこと」だと陰郎は思っている。いや、酷いコードを書くことが良いのではなく、過去の自分の書いたものを見てそう思うのは自分が成長している証と言えるからだ。昔書いたコードを見て、今でもまったく同じコードを書きそうだったとしたら、自分に何の変化もなかったことを意味する。どちらかといえば、そっちの方がずっと恥ずかしいだろう。

で、陰郎は悩むわけだ。「このツール、作り直したい」と。しかし、当時と今では事情が違う。安価な UML モデリングツールや、フリーソフトウェアとしてリリースされているものがあるのだ。今、自分で作る必要や必然性があるだろうか? これに対する陰郎の姿勢は、「作ることは、使うことだけのためではない」 というものだ。VBGeneric を作ることで STL の細部の細部まで学習することができたように、自分で作ることで UML の細部まで学習することができる。未完の大作である regex++ も同じだ(絶対今年中にリリースするぞ)。今から UML に取り組むなら UML 2.0 のいい勉強になるだろう...

そんなわけで、陰郎は今年もやりたいことが山積みである。時間が足りない。土地を売り買いするみたいに時間も売ったり買ったりできないものだろうか。そうすればヒマ人は時間を売って金を手にできるし、逆の人は金を時間に替えることができる。こんなことを考える陰郎はやっぱり変人かもしれない。

 

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