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2006-01-19-01-興味深い指摘

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最終更新日付:2013/12/31 18:35:23


興味深い指摘

2006 年 01 月 19 日

...だな、と思ったのがこちら

どのように興味深いかというと、陰郎はこの指摘に対して反発と共感の入り混じった感情をもったからだ。それについてちょっと書いてみよう。

反発というと少しばかりキツい感じに受け取られてしまうかもしれないが、要するに「誰も義務でやっているわけではない」ということである。ほとんどの人が大人の責任を背負って働いている人のはず。それぞれが自分の個人的な時間を割いてやっているはずだし、誰もそこから(積極的な意味での)利益を引き出しているわけではないのだ。良かれ悪しかれ、日本の Palm コミュニティというのはユーザーの個人的かつ献身的な努力の上に成り立ってきたと思う。であれば必要十分な成果を達成しているかどうかは各自が判断すべきことであり、他人様のことをどうこういうことではないだろう。さらに言うなら、何が成果をあげたかは歴史が判断すべきことだ。

それに関して、「忘れた?」という問いに敢えて答えるのであれば、「人間は忘れる動物である」というのがひとまずの回答になるだろう。それでいいと言っているのではない。善悪是非は別として、人間はそういうものだということだ。SONY の CLIE 撤退に関して言えば、それを悲しむべきこととして受け取った人もいるだろうし、腹立たしいことと感じた人もいるだろう。そういった思いが人をしてなんらかの行動に駆り立てることになるわけだが、その思いが強ければ強いほど、その感情と向き合い続け、かつ維持していくのは大変なことになる。人間というのは強い情動に対して少しずつ合理化をしていくものだ。そのプロセスの中で行動だけを維持していくというのは実際に困難だし、矛盾しているといってもいいだろう。

ただし、陰郎の(ここまでの)意見は割り引いて読んでやってほしい。なぜなら、陰郎が Palmware を開発し始めたのは、決して SONY の CLIE 撤退と無縁ではないからだ。つまり、陰郎自身が「忘れた?」と問われる立場なのである。そういう意味ではこれは言い訳がましい反論に聞こえるかもしれない。しかし、陰郎がしたいのは反論ではない。あのweblog の主によって提出された「CLIE 撤退を忘れた?」という問いに対して、真正面から向き合って見たかったのだ。

さて、陰郎は最初の時点で、反発とともに共感を感じたと書いた。その根拠となっているのは、「なんらかの行動の表明をした時点で責任は発生している」ということだ。最初に書いたことと矛盾しているように感じられるかもしれない。しかし、義務と責任を書き分けたことに注意してほしい。義務でやっているのではないとしても、やると言った以上はその範囲内での責任を免れないということである。それは常々感じていることでもあるし、陰郎の立場では自戒につながることでもある。陰郎自身のサイトも含めて、やるつもりだったはずのことがなされていないと思ったサイトがあることは事実だ。しかし、それを平素口にしないのはなんらかの保身の感情も働いているのかもしれないし、自分の無力さに後ろめたい思いを持っているのかもしれない。そういう意味であのようなはっきりとした言明が提出されたということ、それ自体が陰郎にとっては「興味深い」ことだったわけだ。

散漫な文章になってしまったが、まとめるとこうだ。誰も義務でやっているわけではないこと。その意味で人にとやかく言われるようなことではないとはいえ、やると表明したのならその範囲内で責任は発生しているということ。その責任のためにも、自分の行動の源泉となった何かに対して「あのときの思いを忘れた?」と「自らに」問い続ける必要があるということ。

以上。

 

コメント

TAKE - 01/20/2006 09:36:38 AM

トラックバックありがとうございますm(__)m

個人の範囲内なので義務は無いってのは承知の上です。仕事があって家庭があって。更には本来自分がメインで更新しているサイトがある人がほとんどだと思います。

僕はそれらを考えた上で、継続してできるか?を考えて行動します。数年前にも別サイトでコラボみたいなのに参加したことがあったのですが、上記意味合いから企画段階から反対していたのに結局参加しちゃいましたけど、最後まで続けていたのは僕だけだったり(;^_^A(余談ですが)

またきつい言い方になってしまいますが、開始する時に壮大な計画を立てなく行動するってのも一つではないかと思います。

”****の為にできることをやる” ”****を作りあげる” なんて思わずに自分のやりたいことをやるってことで良いのではないかと・・・

公言してしまうと、やらなければいけないと思ってしまうし、皆もどうなったのかな?と思ってしまいます。

人間は忘れるモノ。確かにその通りです。CLIE撤退⇒盛り上げよう⇒W-ZERO3の方も多いのではないかと思います。悪いことではないと思います。ガジェット好きな人が多いので新しいモノがでればそちらに興味も移るでしょうし。僕もそうです。

だんだん何が言いたいか解らなくなったけど、地味〜に頑張って行きましょう。ってことが言いたいんですが(^^;)

陰郎 - 01/20/2006 12:30:35 PM

>TAKE さん

コメントありがとうございます。確かに、一時的な高まりによって乱立したものが結果としてゴーストタウンのようになってしまうのは悲しいことです。続けられるかどうか、続けるのであればそれなりの覚悟を持てるか。これは非常に大事なことですね。

ただ、ひとつ言えるのは、「偉大なものも最初から偉大だったわけではない」ということです。muchy.com や PalmFan に対してだって、始まってすぐの段階で何らかの判断を下せた人はいないでしょう。ものが育つには時間がかかりますし、そのプロセスの中で淘汰や洗練が行われてきた結果現在があるのだと思います。私は Palm コミュニティの黎明期を経験していないので憶測で書いていますが。

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