2006-06-02-01-似たようなもん?
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最終更新日付:2006/06/02 01:00:00
似たようなもん?
2006 年 06 月 02 日
自分の専門分野と異なる技術(など)の仕事を依頼されたときに、「似たようなもんでしょ」と言わんばかりの態度をとられることがある。
一番多いのが、C 言語や Java を書けと言われる場合だ。「C++ ができるなら、C(または Java)もできるでしょ?」...この呪わしい台詞を何度聞いたことか。
C は C++ とは違う。Java だって C++ とは違うのだ。単なるシンタックスの問題ではない。セマンティクスだけの問題ですらない。優劣とは関係なく、それぞれの言語にはそれぞれに適した設計テクニックや実装慣習があり、それをきちんと使うことができてこそ、「その仕事ができる」ことになるのだ。単にコードが書けるだけではダメなのだ。だって我々はプロなのだから。そうだろう?
そりゃ、C でも Java でもこの業界の平均スキルよりまともなコードを書くことくらいはできるだろう。だからといって、それがなんだというのだ? 低すぎる基準をクリアできたからといって、そんなものは自慢にも慰みにもならない。仕事を請ける理由にもならない。大体その程度の認識で動いている仕事に関わるとろくなことにならないのだ。
いやだ。断る。一緒にしないでくれ...とはいえないので、やんわり断るか、そうでなければ涙を飲んで請けるのだけどね。この業界、なんとかしないと。手遅れでないことを切に祈る。
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