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最終更新日付:2013/12/31 17:47:47


2回目のボイス

2006 年 09 月 04 日

さて、2回目。まだ同じ話題が続いています...

内容は以下の追記欄に。要するに原稿書いてから喋っておるわけです。

皆さんこんにちは。project-enigma の陰郎です。前回、陰郎は少しばかり急ぎ過ぎたかもしれません。まずは前回の内容を補足するところから始めたいと思います。

さて、著作権法が国民の自然権を制限し、著作権者に人工的な特権を与えてまで向上しようとする「全体の利益」とはそもそもなんでしょうか。それは、国民にとって有益な著作物の増加に他なりません。その著作物の複製や販売の権利を一時的にでも著作権者に独占させれば、それは著作者に対する強い動機付けになるでしょう。それを実現するためには、一般消費者の複製の権利を制限せねばなりません。

しかし、個人が複製を作成すると言っても手で書き移すくらいしか方法がなかった時代、個人にとっては複製を作成する権利はほぼ無用の長物といっても良いものでした。そのような時代でも著作権法は個人にも適用されていたとはいえ、事実上は不法な出版を防ぐ産業規制として存在していたのです。国民としては売り渡しても構わない権利と引き換えに著作活動の促進という全体の利益を得ることができていたわけです。

少し脱線になりますが、これらのことから、著作権に期間制限が設けられていることも説明できます。もし著作権が永遠に保証されるなら、長く売れるモノを作れば将来安泰です。誰が次の作品を作ろうとするでしょうか。しかし、著作権に期間制限があればそうはいきません。著作権の期間制限は、著作者に対して『次を作りなさい』と促しているのです。

しかし、現代では、著作権による保護は延長される傾向にあります。これは著作権法の本来的な理念からすれば明らかに逆効果です。もっとも有名な例は、アメリカで1998年に成立した法律でしょう。この法律では、著作権の有効期限が20年延長されました。ミッキーマウスに関する著作権が切れることを阻止したいディズニーによる多額の政治献金によってこの法律は成立したと言われており、『ミッキーマウス延命法』などと呼ばれています。

何故このような逆行が発生しているのでしょうか。それは、著作者と著作権者が一致していないことと関係しているかもしれません。著作者でない著作権者とは? 書籍でいうならば出版社がこれにあたります。通常著作者は出版社に著作権を売り渡しますから、著作権から利益を得るのは出版社ということになります。おそらく、出版社は著作権法の理念よりも自分達の利益を優先したいのでしょう。そのような思惑は著作者も同じかもしれませんが、企業やその団体は個人としての著作者よりも力と資金を持っています。

さて、話を戻します...と言いたいところですが、そろそろ時間です。続きはまた次回に。

 

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