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2006-12-22-01-雨と林檎とあの男

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最終更新日付:2013/12/31 07:39:07


雨と林檎とあの男

2006 年 12 月 22 日

雨が降る...と電話が喋っていたので電車通勤。結局降らなかったものの、たくさんの人間が不自然に押し込められる乗り物に久し振りに揺られた。耳元では林檎姉さんが絶叫している。電車を降りると、これまた不自然に似たような格好をした人達がこれまた不自然にも同じ方向に向かって歩いている。そんな中に紛れ込んでみると、嗚呼これが所属するということなのだろうか、と思わず訝ってみたりもしてしまう。ずいぶん不愉快な所属もあったものだ。しかしそんな自分を対象化して見ているという点で、やはり自分の目は他の方向を向いているのだし、所属はまだそこに成立していないのだな...そんなことをとりとめもなく考えていると、母の死に際して涙を流さなかったがために処刑されたあの男のことが頭を過った。陰郎にはなにが不条理なのか、理解できない。唯、彼が彼の言うところの真理に対して誠実すぎたということはわかる。誠実さは時として人を不幸にする。それは、彼が最期のときに感じた幸福とはまったく別のものなのだろう。

 

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