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2007-10-21-01-ポスト muchy.com に捧ぐ - その2

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最終更新日付:2014/01/01 17:57:32


ポスト muchy.com に捧ぐ - その2

2007 年 10 月 21 日

前回のエントリはそれなりに物議を醸したようではある。陰郎は時に前回のような 「 苦言 」 に類するような内容を敢えて言挙げするが、それは陰郎がいわゆる 「 仲良しごっこ 」 をするために Palm 界にいるわけではないからだ。浮ついた励ましあい程度で舐め合うような傷でもなかろう。時には塩をすり込むような荒療治だって必要なのだ。そしてそれには、やる側にだって相応の覚悟がいるのである。

今回は、まだ言い足りないことについて書く。だが今回はいわゆる 「 怠惰に鞭をふるう 」 ような内容ではない(と思う)。一部の人には耳の痛い内容かも知れぬが、陰郎はあくまで前向きなつもりである。それでは始めよう。

2年前の muchy.com 停止後、いくつかポスト muchy.com の候補に(少なくとも潜在的には)なりうるようなサイトが登場した。陰郎も当然それは知っているし、陰郎も類似のサイトの立ち上げを考えた人間の1人だ(実行には移せなかったが)。それらのサイトは今日に至るまで存続しているものもあれば、そうでないものもある。存続しているサイトは大きく分けて2つある。wiki のような形態で広く一般の協力を募るものと、更新が管理者1人の手に委ねられているものだ。当然のことながら、ポテンシャルとしては一般の協力を募る形態の方が高いはずだ。より多くの 「 手 」 を動員する可能性があるからだ。しかし、見た限りではその差はまったく現れていない。ほとんどどこもかしこも停滞してしまっている。これは一体何故だろうか。どうしてポスト muchy.com を期待する多くの人々はそのようなサイトに手を貸さないのだろうか。

その理由は、長期にわたる(小さくても)継続的な努力がなされていないことにある、と陰郎は考える。何ヶ月も更新がされていないような wiki サイトに将来を期待する人はいないだろう。「 広く一般の協力を募る 」 としても、多くの人がそこに将来を期待することがなければ、誰も手を貸しはしない。だからこそ、細々とでも継続的な更新をしていくことが大事なのだ。もっと言うならば、主催者(あるいは中核メンバー)がさっぱり手を動かしていないようなサイトに誰が手を貸すだろうか。主体性の欠如しているようなサイトに周りが手を貸すこともまた無い(あるいはあってはならない)のである。

小さくとも着実な、そして定期的な前進は心臓の鼓動のようなものだ。それはそのサイトが 「 生き続けている 」 ことを周囲に主張し、周りは実際に目に見える現在と、近い将来の展望を想像することができる。その場合に、そしてその場合にのみ、多くの人は自分が何らかの協力をする価値をそこに認めるのであろう。PPL で、陰郎が無理を覚悟で Palm OS Programmer's Companion の訳出を毎日アップしていることの理由はまさにそれである。言葉で絵空事を並べても仕方が無いのだ。たとえ将来のことであっても、信じるに足るものを提示できなければ人は動かない( 提示できれば人が必ず動くというものでもないのだが )。

しかし、毎日でなくとも1人で継続的な更新を続けていくことは困難である。「 広く一般の協力を募る 」 といっても、そのような協力が確実に短周期的に継続して得られるなどと考えてはいけない。そこに依存してしまっては結局他力本願である。「成功のために運に頼っていいはずがない」のである。ではどうすれば良いか。現実的に考えられるのは、中核となるメンバーを有志で複数人揃えて、負荷を分散することだろう。そうして継続的な努力を続けていけば、成功する可能性はある。いや、2007 年も終わろうとしている現在、それ以外には成功する可能性は無い、と陰郎は考える。

そして、ポスト muchy.com に人々が期待しているものを見誤ってはいけない。おそらくは、人々がポスト muchy.com に期待するのはリンク集でもなければ単なる FTP アーカイブでもない。レビューがあり、ダウンロードもでき、そのサイトで完結している、2007年という今ではなんとも贅沢なサイトなのだ。しかし、それこそが muchy.com だった。そして、日本の Palm 界にとってはまさに比類の無い存在だったのだ。そんなものをイチからもう一度作り上げようとするのは無謀だろうか? そうかもしれない。だがそれは問題ではないだろう。だが1人でやろうとしてはいけない。それは無理というものだ。成功したければ、そのための準備をしなければならない。

最後にもう1つ。もしもポスト muchy.com に類するサイトの更新を続けられなくなったと感じる管理者がいるならば、将来性のある別のサイトにその内容を移管することを検討すべきだと提案しておく。林立したポスト muchy.com の廃墟がそのままになっているのは、心情的には残念な限りだが実際にはそれ以上にマイナスの影響があるだろう。管理者としての最後の勤めと言っても良い。これは切にお願いしたいことである。

さて、ここまで書いたからには陰郎にも責任の一端は発生しているだろう。正直Palmware 開発と PPL の活動で手一杯だが、ここに書いたことに賛同して頂ける有志がいるのであれば、無論協力するに吝かではない。日本の Palm 界の存続は、名実共に自分達の努力にかかっているはずだ。前回と同じことをもう一度書いて終わりにしよう。過去の遺跡の上に胡坐をかいて、ただ手をこまねいているうちに滅びるわけにはいかないだろう?

 

コメント

min - 10/23/2007 08:26:21 AM

苦言と言うより、正論、鼓舞ですね。

そのとおりです、継続の責をもって、有志が集まってポストmuchy.comが始まる・・・

分かるんですね、その通りだとは思うのですが・・・

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