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2007-12-29-01-Inside Japonica - 3 - ドラッグスクロール

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最終更新日付:2013/12/31 07:37:49


Inside Japonica - 3 - ドラッグスクロール

2007 年 12 月 29 日

意外なことに、(少なくともあと数回は)書くネタに困らない 「 Inside Japonica 」、続けていってみましょう。

いつだったか、「 ティーザー広告 」 と称して Japonica の(わざとピンボケさせた)動画をアップしたことがありました。ご覧になった方もいらっしゃると思います。あのとき、披露したのがドラッグスクロールでした。今回は、このドラッグスクロールについて少し書いてみようと思います。

陰郎は、頑固なまでに Palm に固執しています。ソフトウェア開発者としては、そう気安く他のプラットフォームに宗旨替えできない、というのもありますが、まぁやはりPalm が好きなんですね。そんな陰郎も、さすがに注意(というか警戒?)したのが、iPhone および iPod touch のインタフェイスでした。指先でぐりぐりと動かすあの体験。実際に自分で試してみたのはつい最近ですが、まぁ正直に驚きました。すぐに 「 あんなものは『機能糖』に過ぎん!」 などと切り捨ててみたものの、やっぱり悔しかったんですよ。あ、機能糖というのは、要するに見た目に面白いだけで本質的でない、味付けや添加物のような機能、という意味です。

で、考えました。ちょうどそのころ、Japonica の横書き描画機能が出来上がりつつありました。iPhone ほどのなめらかなスクロールではなくても、スタイラスドラッグにあわせて1行ずつスクロールすることならできる。それができたら便利だろうか? と。便利といえないこともない。しかし、タップでスクロールできるならドラッグでもやる必然性はない。そして滑らかなスクロールは明らかに CPU パワーの浪費なのです。Palm のデザインガイドラインに従うなら、答えは決まっていました。

しかし、結局実装してしまいました。機能糖だとわかっているのに。でも、自分の指先でドラッグして、ぐりぐりとスクロールしたのを見たときは、やっぱりこみ上げてくるような感覚がありましたね。なんとなく、Apple 社に一矢報いてやったような、そんな気持ちだったんです。まぁそんな偏屈な態度を除いても、やはり楽しい機能ではありました。おそらく、Japonica を使ってくださる皆さんも、同じ感覚ではないかと思います。どうしても必要な機能ってわけではないけれど、それができることが面白くてなんとなく嬉しいような。ときにはそういうのも大事ですよね。

ドラッグスクロールが添加物的な機能である、という意見は今でも変わっていません。なので、陰郎の中の冷静な部分は 「 ドラッグスクロールは追加すべきではなかったのでは?」 と言っています。しかし、Palm 界の現状を考える限り、たとえそれが機能糖であったとしても、多少のセンセーショナルな要素は必要だったといえるでしょう。そんな主張を言い訳めいたエクスキューズだと無視してしまえば、これは明らかに陰郎が対抗心から衝動的に追加した機能だったと言えます。皆さんがそれをいくらかでも楽しんでくれているようなので、「 やってみるもんだな 」 と思うことができそうで喜ばしい限りです。

続く

 

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