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2008-01-21-01-Inside Japonica - 13 - フィルタリング機能

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最終更新日付:2013/12/31 07:37:39


Inside Japonica - 13 - フィルタリング機能

2008 年 01 月 21 日

気がつけば第12回を掲載してから2〜3日経過してしまっています。そろそろやりましょう。Inside Japonica の第13回はフィルタリング機能についてです。

まず、フィルタリング機能の大前提は「たくさんある文書を特定の条件で絞り込んで表示させる」ということにあります。そのための方法といえば、Japonica が現在サポートしているのは名前による絞込みだけですが、実際にはいろいろあるでしょう。思いつくものを以下に挙げてみます。

...他にもあるような気がしましたが、思いつきませんね。まぁいいでしょう。ひとまずのところ、サイズに関してはサイズ順でソートしてくださいませというのが基本的なスタンスです。既読/未読の条件によるフィルタリングも、現在のフィルタの UI の簡便さを損なわないかたちで取り込めないものか、という検討の段階でボツになっているような状態です。

さて、そんなこんなで現在名前でしかフィルタリングできない仕様なわけですが、その名前によるフィルタリングについて解説と思しき文章を並べてみましょう。まず、フィルタは一覧画面の左下に鎮座しております。ポップアップリストになっていまして、フィルタがかかっていない状態では「〜なし〜」と表示されています。フィルタをかけるときはリストをポップアップして「〜新規〜」を選択し、文字列を入力します。すると、文書名(一覧に表示されている名前)にその文字列を含む文書だけが表示されます...と。

一度入力したフィルタは、履歴として最新10世代までが保存されます。この履歴はリストをポップアップしたときに「〜なし〜」よりも上に表示されるので、頻繁に使用するフィルタは何度も入力する必要がなく、リストから選択するだけで適用できちゃうんです。これは便利ですね。いえいえ、どういたしまして。

...えぇと、なんでしたっけ。そうそう、フィルタリング機能だ。 (汗

「5 - 隠し機能」でも少し触れましたが、フィルタリング機能は隠し機能で設定を変更することにより、ワイルドカードマッチによるフィルタリングに変更することができます。実はこのフィルタリング、最初はデフォルトがワイルドカードマッチだったんです。しかし、「多くのユーザーは普通のテキスト存在マッチの方がいいはず」という結論になり、デフォルトを変更した経緯があります。当時、陰郎自身はワイルドカードマッチ派だったのですが、デフォルトをテキスト存在マッチに変更したのは正解だったといえるでしょう。使い込んでみると、ワイルドカードが必要な局面はほとんどない、というのが実感できたような気がします。

さて、「1 - ARMネイティブコードの話」で書いたとおり、このフィルタのマッチ処理は ARM ネイティブコードで書かれています。今となっては、テキスト存在マッチでフィルタをかけるのであれば 68K コードで十分なのですが、開発当初のデフォルトがワイルドカードだったことにより、フィルタのマッチング処理は未だに全部 ARM コード側に置いてあります。ま、これは余禄。

で、ここから裏話。このフィルタリングがプレインテキストの存在マッチになったことには、ボツになったある機能にちょっと関係があります。ボツになった機能...それは、「タグ付け・タグ管理機能」です。

一時期、文書にタグ付けをしてタグフィルタみたいなことをやろうと検討したことがありました。しかし、タグをどこに保存するのかという点と、名前によるフィルタリングとの相互関係、メモ帳データに関して言えばカテゴリとの相互関係などから仕様策定で難航することになり、最終的にはボツとなりました。タグの良い点というのは、メモ帳でいうカテゴリのような「1文書あたり最大で1つ」という制約がないことです。しかし、そうなるとタグをたくさん付与できなきゃならない。するとどこに保存するんだという話になります。特に、メモ帳データはデータベースの構造に手を付けるわけにはいきません。文書複製機能によって文書が別の種類に化けることもありますから、タグの保存先はポータブルでなきゃならない。既読情報管理のように独立したデータベースを持つのでない限り、保存先は本文内しかないことになります。

しかし、メモ帳データならいざ知らず、Doc データベースにタグを付けるためだけに中身を改変するのはどう考えてもおかしいですよね。それにテキストやメモ帳データでも、本文内にタグを埋めるのは人によって好き嫌いもあるでしょう。となれば、独立したデータベースを作成して管理するしかないのか...と考えたわけです。実際問題、ほぼその時点でボツ決定だったのですが、フィルタリングの『テキスト存在マッチ化』によって、タグを付けたければ文書名に付けてください、という逃げの一手をとることにしたのでした。

しかし、この理屈にはごまかしが含まれています。なぜなら、こと Doc データに関して言えば文書名もまたデータベース内部に含まれるものですから、カード上のファイルのファイル名を変えるように気軽には変更できないからです。メモ帳ならタイトルとはすなわち本文の一行目ですしね。とはいえ、ひとまずのところ陰郎個人としては、カード上のテキストファイルやDocデータのファイル名先頭に 【漱石】 などと入れることで著者名によるタグ代わりとしています。個人的にはこれで十分...といったところです。

では最後におまけの Tips 。フィルタがかかった状態で一括削除画面を表示すると、その時点で一覧に表示されていた文書だけを対象として一括削除を行うことができます...て、どこかで既に書いたような気もしますが。(汗

続く

 

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