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2008-05-10-01-ガジェット好きの地平

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最終更新日付:2013/12/31 07:36:50


ガジェット好きの地平

2008 年 05 月 10 日

Palm TX や Palm Z22 が出てから、2年くらい経つだろうか。

新しいオーガナイザーが出ないことで退屈している人もいるかもしれない。しかし、TX や Z22 が堅調でそれを売り続けることがビジネスとして成立するという前提であれば、新しいデバイスが出ないということは好ましいことだと言って良いのではないだろうか、と陰郎は考える。

実用品・日用品として考える限り、新しいモデルが繰り返し発表され続けるというのは道具として好ましい状態ではない。それはつまり成熟していないということだからだ。未成熟なのが製品なのか売り手なのか買い手なのかは問題ではない。いずれにせよ一部のユーザーにとっては困った状況であることに変わりはないからだ。買い換える度に違うモデルを手にしなければならないのは迷惑な話である。自分では使いもしない機能のために価格が上がったりするならなおさらのことだ。

「向上」 による頻繁な新製品の発表を喜ぶのはガジェット好きな人達である。英辞郎で gadget という単語をひくと、道具や装置という意味に「目新しい」というニュアンスが含まれるようだ。その意味で、「ガジェット好き」というのは非常に適切な表現だ。つまり、「目新しくなきゃダメ」なのである。そのような人達がマーケットの中でどれくらいの割合を占めるのかはよくわからない。しかし、Palm に関して言えば、スマートフォン製品以外はガジェットとして認知されるようなものではなくなってきている、と思う。ガジェット好きの目はすでに Palm の方を向いていないのだ。

そう考えると、今や Palm のオーガナイザーはガジェット好き達の要求を満たす必要がなくなったわけだ。手を変え品を変え、目先を変え続けて新製品を乱発するのは他のプラットフォームの陣営にやらせておけばいい。ガジェット好きはそちらに群がり、Palm の周辺にはそれを実用的かつ不可欠な道具として認知する穏当なユーザーだけが安定して存在し続けるだろう。陰郎の目には機能的にも必要十分に見えるし、このまま10年くらい変更なしで売り続けてくれたらいいなと思う。

ところで、陰郎はガジェット好きだろうか。確かに新しい Palm デバイスが出るとかなり高い頻度で購入するし、実際に 10 台以上は所有している。しかし、新しいデバイスを手にしてもわくわくするというほどのことはない。ボタンの配置やアプリケーションの細部が変わっているとイライラするし、新しい製品の投入によって自分が使い慣れたデバイスがラインナップから消えることの方が嫌だ。結局のところ、陰郎が新しいデバイスを買うのは開発機としてであり、その中でメイン機を変更することはあっても安定したらできるだけ変えたくはない。それに、今やガジェット好きの目線は WM だかなんだかの方を向いているようだが、その点に関しては陰郎はまったく興味を感じない。そう考えると、陰郎は真性のガジェット好きには程遠いといったところだろう。結局はデジタルデバイスを使うことが手段なのか目的なのかの違いだろうと思う。

 

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