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最終更新日付:2013/12/31 07:36:26


通り過ぎていく

2009 年 09 月 28 日

昨日書いたとおり、9月に入ったあたりから iPhone OS 向けの開発を始めた。モバイルデバイス向けの開発は、Palm と合わせて2つ目ということになる。

仕事も含めれば、使った環境も増えたものだ。2004年あたりまでは Windows 向けの開発しかしていなかったのに、仕事で Unix をやるようになり、Solaris や Linux を使うようになった。Windows 上で Palm OS のプログラミングも始めた。仕事では 32bit 環境も 64bit 環境も使う。そういえば Palm は事実上 16bit 環境だ。そして今、Mac OS Xを使って iPhone OS 上でのプログラミングをしている。

さらに、言語もいくつも跨っている。業界の平均からすれば少ない方かもしれないが、C/C++ をメインストリームとして、Java, Visual Basic, Perl, シェルプログラミング、そして今度は Objective-C だ。段々ワケがわからなくなってくる。しかも、これがせいぜいこの5年間でのことなのだ。それぞれの仕事で使ったライブラリや開発環境、データベースや通信関連のソフトなどに至っては、いくつあるやらもう数えたくもない。

こんなことを書いたのは、守備範囲が広がるほど「浅く」なっていくのがわかるからだ。C/C++ を理解しようと必死になっていたころと比較すれば、それ以降に学んだものに対しては「もっと深く理解しよう」という思いをなかなか持てない。C++ があまりにも深かったというのもひとつの理由だ。しかし、他にもっと大きな理由がある。

おそらくそれは、『通り過ぎてしまうもの』であることを知ってしまっているからだ。この先5年、10年と使い続けると確信できるならば年をとっても頑張れるかもしれない。しかし、仕事が変われば使う技術も変わる。そうでなくても、時間の流れとともに技術は通り過ぎていく。ただ通り過ぎるだけでなく、それに触れた人間の内側にこびりついて、少しずつ人間を重たくしていく。

自分は5年後にどんな環境、どんな言語、どんな技術で仕事をしているのだろう? まったく想像できない。その時、自分は身軽に動けるだろうか? わからない。それは自分の意志や希望とはまったく別の話だ。人も技術も互いに通り過ぎていく。情が移れば去り難くなるのは人間関係と同じかもしれない。

 

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