2010-02-14-01-【ProjectPalm1】アプリとしての機能 - project-enigma

2010-02-14-01-【ProjectPalm1】アプリとしての機能

>> Site top >> weblog >> 月別アーカイブ >> 2010年02月のlog >> 2010-02-14-01-【ProjectPalm1】アプリとしての機能

最終更新日付:2014/01/01 19:03:03


【ProjectPalm1】アプリとしての機能

2010 年 02 月 14 日

iPhone OS 版の Project Palm 1 は、ページ数にすると 1,280 ページもある。といっても、機長が新規に加筆した部分があるわけではない。もともとそれだけのボリュームのあるコンテンツだったということだ。iPhone OS 版作成の話を持ち掛けたのは陰郎とはいえ、あくまでアプリケーション開発者として今回のプロジェクトに関わった身なので、アプリケーションとしてのこの作品について少し書いてみようと思う。

まず重要なのは、このアプリケーションに含まれる Project Palm 1 というコンテンツは、ページレイアウトが済んだ状態で組み込まれているということだ。つまり、これはいわゆるテキストビューワではないのである。だからピンチ操作によるズーム機能はサポートしているものの、ズームをすることによって行の折り返し点が変わったりすることもない。これはある意味デメリットではあるが、そのかわりフォントのサイズや種類、色などで凝ったレイアウトができるようになっている。もちろんイラストや写真を組み込むことも可能だ。

そして、それによって目次やブックマークをページ番号で扱えるようになっている。目次機能については、単純だから使ってみればわかるだろう。しかし、ブックマーク機能は操作方法が少しわかり難いかもしれない。本来ならば iPhone OS 版 Safari のブックマーク機能をお手本にするべきだったのだが、互いに無関係な Web ページをブックマークする Safari と、1つのコンテンツの中の特定ページをブックマークするのでは感覚が全然違う。それに、Safari のブックマーク管理機能は正直(個人的には)わかりやすいとは思えなかった。そのため、現在のような仕様になっている。

ページ移動については、なんだかんだで複数種類の方法をサポートすることになった。まず最初に実装されたのは画面下部のボタンによる移動だ。これは、ドラッグやタップによる移動が明示的でないため、やはりなくてはならないものだということで最後まで残された。次にドラッグによる移動で、最後にタップによる移動だ。タップによる移動は iPhone 的ではないものの、Palm に慣れたユーザが想定読者ということもあって追加された。

スライダーを使ったページジャンプ機能は、正直これで良いのかどうか今でも悩んでいる。というのは、1,300 ページ近い Project Palm というコンテンツでは、思い通りの位置にジャンプするのが困難だからだ。スライダーをつまんで移動しても、指を離す瞬間に少しスライダーが動いてしまう。しかし、これをうまく扱う自然なアイデアはまだ出てこない。

ピンチ操作によるズームは、実は開発のかなり終盤になってから追加された。当初は、「まぁそこまでは必要ないでしょう」という感じで話が進んでいたのだが、ベータ版を使ったユーザテスト(なにも説明せずにアプリを使わせ、何をするか観察する)では、多くの人が2本指でつまんで拡大しようとしたそうだ。それだけ、ピンチ操作は iPhone ユーザにとって自然なことなのだろう。それを受けて、急遽ピンチズーム機能が実装された。レイアウト済みのコンテンツを見るという前提では、おそらく読み難い文字やイラスト・写真を拡大するというのがメインの使い方になると思う。

こうやって書いてみると、アプリケーションとしてはそれほど多機能ではない。しかし、これはアプリケーションが主役ではない。主役はあくまでもコンテンツであり、コンテンツを快適に楽しめるようにするのが脇役たるアプリケーションの役目だ。そういう意味では、いい線いっているのではないかと思う。

記憶がたしかならば、マイカ出版社と最初の打ち合わせをさせてもらったのが10月の中旬。ということは、足掛け4ヶ月のプロジェクトだった。といっても、まだ立読版がリジェクトされた件も片付いていないし、Project Palm 2 の作業にもとりかからなければならない。まだしばらく楽しめそうだ。

 

コメント

EIJ - 02/14/2010 03:14:27 PM

スライダーが使いにくいのは

ページ数が多く、スライダー上の1ページに相当する長さが短くなるため

  1. そもそも目的のページに合わせにくい
  2. 指を離す際のノイズでページがずれてしまう

という理由ではないかと思います。

ここで、Fisheye Menuと呼ばれる仕組みをつかうと、1ページに相当する長さを長くすることができ、どちらの問題も改善されるのではないかと思います

実装イメージとしては

http://www.youtube.com/watch?v=nMiSbVOrKmQ

こんな感じです。ユーザがポイントしてる部分が拡大されます。

iPhoneのSDKでは提供されていませんので自分で実装することになりますが、効果はあると思います。

このUIはFitt's Law(フィッツの法則)に基づいています。興味があったらググってください。Fitt's Lawの観点からはWが小さすぎるので、動的にターゲットを拡大することでWを大きくしています。

kagelow - 02/14/2010 03:47:30 PM

> EIJ さん

youtube 見ました。あー、こういうのを FishEye て呼ぶんですね。で、フィッツの法則ですか。Wikipedia さんに聞きました。

で、これを実装する方法...うーん、スライダーを拡張するというのはちとキビシそうですね。そもそも最小値から最大値までは同じ長さで表現するわけだから、ポイント部周辺を拡大する分、それ以外の領域の密度は高くなるわけですよね。あれ? でも、ポイント周辺部が拡大されるから使いやすくなるってことは、なんかアキレスと亀みたいな話になる? 混乱してきました。ま、考えてみます。あんまりコスト高ならあきらめますけども。(笑

このページにコメントする

 

このページのタグ

Page tag : Palm

 

 


Copyright(C) 2005-2017 project-enigma.
Generated by CL-PREFAB.