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2010-11-25-01-SVG と UML の話 - 2

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最終更新日付:2013/12/31 07:35:46


SVG と UML の話 - 2

2010 年 11 月 25 日

(それなりに)苦労して Visio 上に作った UML ツールだったが、自分でも不思議なほど使わなかった。その理由に、後になって気付くことになる。

ほとんど思い出話のような感じになるが、Visio 上に作った UML ツールを自分は(それなりに)気に入っていた。UML 1.1 相当で大抵のダイアグラムを書けたし、静的構造図(まぁほぼクラス図)に相当するソースコードを生成することもできた。そのために必要な情報はリポジトリとして外部に保存していたから、ダイアグラム間の整合性も(ある程度の手作業を介してではあるが)保つことができた。前回書いたとおり、実装がイマイチだったので拡張が困難だったものの、出来上がっている機能に関しては自分に丁度良い仕上がりだったのだ。でも次第に使わなくなっていった。

その理由は長いこと自分でもわからないままだったが、今となってはいくつかあることがわかっている。それは、Visio にロックインしていることだ。そしてその結果として、マウスを使うこと、そしてバイナリ形式であることだ。

当たり前のことだが、Visio 上に作ったツールなのだから Visio がなければ動かない。そして、Visio というのはどこでも使えるようなものではない。もちろん Windows にもロックインする。まずこれが不満の1つだ。そして、マウスの使用を(ほぼ)強制されること。これは一部のプログラマにとっては苦痛以外の何物でもない。図面を書くのだからマウスを使うのは当然だろう、と思われるかもしれない。自分もそう思っていた。だからこそ Visio を使うという選択をしてしまったのだ。「別の選択肢もある」ということに気付いた今では、それが当然ではないということがわかる。だが細かい話は改めて書こう。

そして、バイナリファイルであること。これは管理上の問題を発生させる。図面に日々加えられていく変更をトラッキングできないのが問題なのだ。プログラムのソースコードは通常テキストファイルで、ソースコード管理のためのソフトウェアを使えば過去の変更と現在の状態の差分を表示させたり、必要に応じて古い世代(またはその一部)を復元させたりできる。図面でも同じことがしたいし、できる必要がある。そのためにはバイナリではダメなのだ。バイナリでそれをやろうと思えば、ワープロソフトのようにそれ自身で世代管理の仕組みを持たなければならない。そしてテキストで図面を記述できれば、マウスを使う必要もないのだ。

やや理由としては後付けっぽい匂いがするが、Visio 上に作ったツールに対する不満はこんなところだ。これをクリアするには、特定の(特に有償の)アプリケーションにロックインせず、テキストで記述でき、それゆえに世代管理も容易にできる、そんなものである必要があったのだ。これがこのトピックに関して現在まで続いているテーマになる。その後の話は、次回以降に書くとしよう。

 

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