2010-11-30-01-SVG と UML の話 - 5
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最終更新日付:2010/11/30 01:00:00
SVG と UML の話 - 5
2010 年 11 月 30 日
weblog や wiki の発達により、HTML の直書きはあまり流行らなくなった。その労力を考えれば無理もないことだし、直書きが手間だからこそ weblog や wikiが発達したというのが実際のところだろう。svg にも同じことが言えると思う。必要なことだけを記述して、それを svg に変換できれば良いのだ。
というわけで、前回の図面にもう一度登場してもらおう。この小さなダイアグラムからは、何が読みとれるだろうか。
- class Foo がある。
- class Bar がある。
- Foo は Bar を使う(Bar に依存している)。
これが最低限だろう。他には、ダイアグラム要素の位置関係として、『Bar は Foo の右にある』などがある。図から読み取れるのはこれくらいだろう。逆に言えば、これらの情報をできるだけ簡潔に、口数少なくテキストで記述したいわけだ。
これを実現する方法は、それに取り組む人の数くらいあることだろう。自分が選んだのは、その中でとりわけ良いものかどうかはわからないが、自分にとってやりやすいものだ。以下のように記述する。
class name:Foo position:200 200 class name:Bar position:Foo,200,+ Foo dependency from:Foo dest:Bar stereotype:uses
適当な説明を加えておけば、個々のダイアグラム要素の記述は class や interface、dependency などといった種類を表す行で始まり、空行で終わる。それぞれのダイアグラム要素の詳細は、NAME:VALUE といった形式で記述される。上の例で言えば、最初のクラスについては name が Foo であり、position が 200 200 とされている。これは図面上における要素の中心座標だ。もちろん名前と座標だけではなく、設定可能な情報はたくさんある。簡単のために省略されているだけのことだ。
最初は本当にこの程度のものだった。自分でツールを作成する利点は、自分に必要な機能だけを必要に応じて少しずつ追加していけることだ。このツールもそうやって少しずつ膨んでいった。次回以降、ちょっとずつ書いていくとしよう。
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