books:ピープルウェア 第2版
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最終更新日付:2005/01/01 00:00:00
ピープルウェア 第2版
─ ヤル気こそプロジェクト成功の鍵 ─
基礎情報
ISBN | 4-8222-8110-8 |
出版社 | 日経BP社 |
定価 | 2200円 |
著者 | Tom DeMarco、Timothy Lister |
訳者 | 松原 友夫、山浦 恒央 |
レビュー
「Peopleware」...その言葉のとおり、この本はハードウェアでもソフトウェアでもなく、プロジェクトにおける「人」に焦点を当てています。メンバーの退職がどれくらい高くつくのか? 割り込みの隠れたコストって? どのようなオフィスが生産性、創造性をかきたてるのか? ポップコーンはプロフェッショナルでない? 騒音はどれくらい作業の妨げになるのか? 芸を見ないでピエロを雇う? 従業員は交換可能な部品なのか? などなど...興味深い情報が満載の1冊であります。
面白い話でいっぱいなので、どれを紹介するか迷うのですが、ここでは1つだけ。集中しているノリまくった状態で仕事をしていると、「気がついたら数時間たってた」ってコトがありますよね。この本によれば、そんな状態で電話などの割り込みが入って集中が途切れると、元のノリまくった状態に完全に戻るには15分程度かかるのだそうです。そりゃ個人差もあるでしょうけどね。だから30分おきに10分かかる電話がかかってくるような環境ではまともに集中できないし、やってもミスが多いのは当然なんですとさ。
この書籍からの引用
- aphorism:「マーケットは品質なんか気にしない」という‥‥‥
- aphorism:これを生産性と呼ぶのは詐欺に等しいが‥‥‥
- aphorism:それは、笛吹きに金を払い‥‥‥
- aphorism:読書の統計をとると、実に惨憺たるものだった。‥‥‥
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